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インタビュー

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ボイストレーナー 水島アリサ

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ボイストレーナー歴10年!水島アリサ様へインタビュー

先生から声をかけてもらって

ボイストレーナーの水島亜里砂さん

――自己紹介をお願いします。

水島亜里砂です。仕事はボイストレーナーをしています。ちょうど、10年経ちました。

音楽は子供の頃から楽器を演奏していましたが、25歳の時、歌を始めまして、道具の要らない身一つで歌う楽しさを知ったので、もっと上手になりたいなということからボイストレーニングを受け始めたんです。

練習を重ねて、ステージにも立つ経験を重ねるうちに、どんどん声が変化して上達するようになりました。

そんな時に、習っていた先生からトレーナーになりませんかというお声かけをいただき、そこからトレーナーとしてのトレーニングを始めて、それがきっかけです。

きっかけをいただいたのが歌を始めて4年くらいの時で、トレーナーのためのトレーニングを実際受けたのは半年ぐらいの期間です。

先生のレッスンを見学させてもらい、「見て聞いて覚える」感じのトレーニングでした。

アシスタントとして200時間を超えるレッスンにも立ち合わせていただき、現場で修行しました。毎日平日に行っていたので、その時間が取れたという縁だったと思います。

前の仕事は円満退社

――その前されていたお仕事を辞めてトレーナーになると決めたのですか。

そうですね。前は会社員で、デザインとか管理職とかやっていたんですけど、それはそれですごく楽しかったです。

ただ、歌に出会ってしまったので、仕事をしながらも、朝晩、行き帰りの車の中で歌の練習をものすごくするようになり、どんどん「歌っていいな」と思うようになりました。

あくまでも趣味だったんですけど、声をかけていただいた頃、ちょうど会社が少しずつ業務縮小していく時で、円満退社できたのです。

これは時間があるぞということで、トレーナーの修業ができるタイミングだったのです。会社を自分で辞める気はなかったので、本当にそれは有難い展開でしたね。

発声、歌、英語発音の3つの軸でボイストレーナーの仕事を展開

――主な仕事内容は?

1人1時間の個人レッスンが中心です。

発声トレーニング、歌のトレーニング、英語発音トレーニングと、3つの軸を設定しているので、クライアントさんはどの入り口からでも目的に合わせてレッスンを受けていただけます。

その他にも、英会話スクールで4人ほどの英語発音グループレッスンや、イベントセミナーで10人~20人前後のワークショップも定期的に開催していて、人気の講座になっています。

イベントを開催するようになって、ボイストレーニングに興味のある方々がたくさんいることを知りました。声の世界をのぞいてみると、新たな発見がどなたにもあるようです。

――英語は結構できるんですか。

私が捉えてるのは英語の音とリズムです。

ジャズを上手く歌いたいがために、英語のレッスンに行ったり、英語の発音専門のスクールとか、海外のジャズシンガー、音声学の先生に習いに行ってたりしたんです。

ボイストレーニングと同じように、ひたすら練習していたんで、やっぱり上達しました。

「アメリカ育ちなの?」と英会話の外国人講師の方にもよく言われました。会話の内容はたいしたことがなくても、音やリズムが日本人離れしていたんだと思います。

そうしたらまた、トレーナーになりませんかというお声がかかり、英会話スクールの発音学校でも週3日で10年ぐらいレッスンを担当しています。

人とのつながりが仕事につながる

――個人レッスンなどは自分で営業して見つけてくるのですか。

有難いことに、すべて事務所やスクール、受講生さまからのご紹介です。

ゴスペルコーラスなど歌の友達も多いので、そういうところから習いたいと言ってくださる方もいます。

あと、私自身も習い事が好きなんです。速読や、手芸、スポーツ、料理、お菓子作りなどに通っています。

そういうところで出会った方が、ボイストレーニングって何、と興味を持ってくださって来てくださるというのがあります。

だから、町を歩いていたら、みんながいつかクライアントさんになる可能性はあるかもと思ってやっています。

趣味も仕事も充実

――1日どれぐらい働いていますか。

3時間ぐらいの時もありますし、レッスンってコマになっているので、多くても6,7時間です。

一日に都内でスタジオを3箇所とか移動する時もあります。合間に街を歩くのが気分転換になって楽しいですね。

時間帯は、お勤めしている方もいらっしゃるので、土日と平日夜が人気があります。

忙しい時期は、ボイストレーニングは1年を通して安定しています。英語の発音レッスンは、学生さんや留学準備の方が集中していらっしゃる時があって、春休みや夏休みは集中しますね。

休みは固定していますが、決めていません。1ヶ月ごとに予約をいただいたりするので、自分で空けることもできるので、月に2,3日は取っています。

それ以外も1日3時間で終わるときなどは、半休みたいな感覚で自由に時間を使えます。

休日は、人に会うことと趣味に没頭することを、バランスよく楽しんでいます。

シンガーでもあるボイストレーナーとして「自分もまだ一生徒」の気持ちで

――仕事をする上で必要な技術や心構えは?

ボイストレーナーとして、自分自身が日々体調や声を管理することや、基礎練は欠かせないですね。

ライブ活動もしているシンガーですので、さらに向上して成長していきたいという気持ちはクライアントの生徒さんと同じですね。

少しだけ先にやっていただけです。あとから来る方々が少しでも楽にこの道を通れるように、やってきたことを惜しみなくシェアしていきたいですし、日々私も声に磨きをかけています。

だから心構えについては、私もいまだにその道を行く一生徒であるという感覚ですね。クライアントさんを通して勉強になることも沢山あります。

自分はトレーナーに向いている!

――仕事はどれぐらいで慣れましたか。

面白い話で、トレーナーになるトレーニングを先生に就いてアシスタントを200時間まやっていたじゃないですか。そうするとだんだんそのトレーナーの先生の感覚が自分の中に入ってきたなという感覚があったんです。

それで本当に初めて任されて1回目のレッスンをした時、向いているなと思っちゃったんです。

始める前はどうなるのかなって、ドアを開けるのが重いほど緊張があったんですけど、いざ始まったら、これは向いてるなと思ったのを覚えています。

その時に先生のエッセンスが入って、その人になっちゃったのかなと思いました。

経験を重ねてきた歌のステージと同じ感じがしたのかなと思います。本番ステージに乗ったならもう時間は止められません。どうしようとか、今までどうだったっけと振り返ってる隙間がないんです。

なので生徒さんと向かい合った時、今この生徒さんがどんなことを求めていて、どういう現状なのかなというところに「入り込む」という感覚がステージと同じだと思って、これでやっていけば間違いないなという感覚ですね。

それが似ているのかも知れないです。

実のところ、慣れたという感覚がもしかしたら今まで感じたことがないかもしれません。

毎回変わるからいまだに慣れていないと言えば慣れていないし、ステージに上がる緊張感は毎回ありますけど、その場に行っちゃえば大丈夫と思えることで、向いているなと思ったのかもしれませんね。

生徒に先入観を持たない

――普段の仕事の中で気を付けていることは?

レッスンを予定調和にしないように心がけています。

準備していた課題を、瞬間に変えてしまうこともあります。その場の空気を感じて直感進行でいきます。

レッスンの始まりと最後に、時にはトレーニングの最中でも、今の気持ちや気づいたことなどをよく聞かせてもらいます。

ボイストレーニングの生徒が自分の成長に気付く瞬間に立ち会えることが喜び

――仕事の中で困ったトラブルはありますか。

気をつけていても風邪をひいてしまったり、花粉症などのアレルギーで声が出なくなってしまったりした時は辛いです。早めにかかりつけの耳鼻科に行って、対処しています。

――働いてる中で良かったと思うことは?

ボイストレーニングってその方が「できないんです」とか「悩みがあって」ということで来ることが多いんです。トレーニングしていても、初めは自分で良くなっていることになかなか気付かないんです。

それがはたと「あれ、今のこうだったのかな」とか「こういうことですか」って気付く、体感、実感されてるんだなっていう、その瞬間に立ち会った時が本当に嬉しいですね。

5,6年来ていた方なんですけど、「先生、きいてください」って飛び込んできて、何だろうと思ったら、声ってこういうふうに自分で聞いて出すんですね、と言われたことがありました。

私はずっとそう言っていたつもりなのですが、まるで今日発見しましたみたいに、「聞くって大事なんですね」と言って、要するに自分でこういうことだと実感したんでしょうね。

人はいくらでも成長できるんだけど、そこに自分が気付いた時が一番輝くんだなと思いました。

イマイチと思うこと

――働いてる中でイマイチだなと思うことはありますか。

生徒さんと私の関係ではなくて、スクールとかで、所属している都合上、事務的なことをしなきゃいけないじゃないですか。

そうすると企業であるとどうしても建前というのが出てくるので、本当はこうなんだよというところとのせめぎ合いです。

例えばスクールだと何回コースとか決まっているのですが、スクールカウンセラーは、学校に通ってくださるということを大前提で話をするでしょう。

そうすると〇回レッスンを受けたからこうなりますよって目安を説明しないと、なかなか話がまとまりません。

でも実際は簡単に言えないんですよね。全員が例えば12回やったら同じレベルになれるかというと違うじゃないですか。

だからそういう表面的なことで語っちゃうと分かりやすくていいのかも知れないけど、実際はその12回をどういうふうに生徒と捉えて進んでいくかという設定を感じてやらないといけない。

ただ受け身の12回と、すごく一生懸命にやった12回では、本当に効果が雲泥の差なのは明白で、そういうところもスクール側の事務の方ともすり合わせをしなきゃいけないんだなと思うんです。

ですが、なかなかそういう時間が取れないというところが課題ですね。

わもんの「聞けば叶う」は私のボイストレーニング方法と共通する部分が

――仕事に関して参考になる書籍やホームページはありますか。

「聞けば叶う」という、わもんという自己修養法の本です。これは聞く修行なんですけれど、音楽を聴くように人の話を聞くということが特徴です。

初めてわもんの講座に行った時に、私がやっていることとすごく共通する部分があってピタッと来たんです。

先入観はいっさいなくし、今この瞬間に目の前の方がどういう思いで自分と向き合っているのか、しっかり聞かせていただくのです。

結果、話し手の自ら課題を解決するお手伝いになり、聞き手も気づきが深まるわけです。現在、私も全国の仲間と共に修行中です。

やりたいと思い続ければそこに行き付く

――この仕事が向いている人、向いてない人は?

向いている人は、変化が好きで、人の可能性を信じ抜ける人ですかね。

逆に向いてない方は、人の話を聞かない人ですかね。私は講師養成もやっていて、明らかに向いている人と向いてない人はいるのですが、言葉にすると難しいですね。

最近は、そういう人も聞けるようになると信じて養成をすると、変化してきます。日々、こういうところでも信じ抜く力が試されます。

――お客様に言われて嬉しかった言葉は?

「出来ないと思い込んでいただけでした」「ボイストレーニングをしたことが、今の自分の生活にすごく活きている、本当にあの時やって良かった」

「以前の自分のように声について困っている人がいるので、その人にこのボイストレーニングを紹介します」

「留学先で、ほぼ100%現地の人が、どうして君はそんなに発音がいいんだと聞かれます」など、実感を語ってもらえた時、すごく嬉しいですね。

私がいないところでもレッスンを通してお役に立てて広がっていくのだなって思う時が嬉しいです。

――今の仕事で誇りに思うことは?

人って素晴らしいんだなというのを、毎日感じさせてもらえることですね。どんな人でも変わることができるということをボイストレーニングを通じて感じます。

あとボイストレーニングをすると自分が磨かれて楽しい自分にできるんです。思った自分になってもらうのが一番嬉しいし、それが絶対できますね。

――このインタビューを見ている方にメッセージをお願いします。

自分がやりたいことを続けていれば、結果行きついてしまう。通って行く道は自分が当初思っていた道とは違っていましたが、周り周って結局本当にやりたかったところに行き着くのだなと実感します。

なので、今何をやっていても人生に無駄はないということを伝えたいですね。

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