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ボディスタイルトレーナー 青島宏樹

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ボディスタイルトレーナーのお仕事

ボディスタイルトレーナーのネーミングの由来

ボディスタイルトレーナーの青島宏樹さん

――ボディスタイルトレーナーというネーミングにはどのような由来があるのですか?

僕は基本的に出張してトレーニングを見る事が多く、お客様のスタイルをよくするボディスタイルとはどのようなものであるかをご説明させて頂き、そのボディスタイルになる為には何をしたらいいのかという提案をいたします。

それから例えば怪我をしている方であればその方に合ったトレーニングやマッサージ、ストレッチから栄養指導までお客様のスタイルに合わせて指導をしていくというトレーナーもやっています。

この2つをかけて、ボディスタイルトレーナーというネーミングが出来たんです。

ボディスタイルトレーナーを始めたきっかけ

――ボディスタイルトレーナーを始めたきっかけは何だったのですか?

まずトレーナーを始めたきっかけですけど、中学から高校へはバスケットの推薦で入ったんです。

でも1年生の夏に椎間板ヘルニアと脊椎分離症で下半身が全く動かなくなってしまって、もうバスケはおろか私生活でも支障が出るぐらいひどかった事がありました。

でも手術をするとバスケどころの話でなくなるので、どうしたら治せるのかという事を考えて色々な人に会って様々な方法を試してみたんですけど、中々よくならなかったんです。

そんな中たまたま1人のトレーナーの方が加圧トレーニングをやっていまして、それを試してみたらどんどんよくなっていきました。

加圧トレーニングって、実は怪我に関しては何でもいけるんです。最終的には1年ぐらいかかりましたけど、加圧トレーニングを通して治す事が出来まして、最後の大会に出場出来るぐらいまでに回復しました。

その時もし諦めてしまっていたらバスケの試合に出る事はおろか、バスケをする事も出来なかったんですけど、諦めずに色々探していって治す事が出来たんですよ。

学生生活というのは3年しかないですし、部活というのは後の人生に大きな影響を占める経験になると思います。

僕はこの経験を通じて、怪我で部活が出来ずに諦めようとしている人に手を差し伸べられないかと考えるようになり、トレーナーを始めたんです。

マッサージやストレッチ、食事やサプリメントの相談

――いつ頃からトレーナーをやられているんですか?

21歳の時から始めて今29ですので、もう8年やっています。初めて始めて就いた職業がトレーナーで、ずっとトレーナーをやっています。

僕の場合、今お話ししたような事があって高校1年生の時からトレーナーになりたいと思っていまして、今実際に夢が叶ったという訳です。

最初は学校に行ったんですけど、学校というのは資格を取ってテストに合格する為のものしかやってくれないんです。

あまり意味がないというか、介護学やリハビリの順番などの基礎を覚える分にはいいんですけど、応用力は身につかないなと思いました。

ですから僕が技術を身につける上で大きかったのは、現役のトレーナーの方にそれこそ金魚の糞のようについて回った事ですね。教えてくれる事はなかったんですけども、見て覚えたり聞いて覚えたりしていく事で技術を身につけていきました。

そういう訳で、僕が身につけた技術の多くは、教えてもらった事よりも自分で聞いた事が多いですね。

僕が知る限りトレーナーの世界では先輩方が親切に教えてくれる事はなかったので、自分で盗むぐらいじゃないと技術は身につかないと思います。

そして自分から色々な事を聞いていくうちに、段々教えてくれるようになっていきましたね。

――今現在の主な仕事内容はどんなものですか?

お客様のご自宅に出向いて、トレーニングやマッサージ、ストレッチ、それからリハビリや栄養アドバイス、さらにはサプリメントのアドバイスに至るまで、そのお客様のニーズに応じて組み合わせて提案、実践するという事をやっています。

基本はパーソナルトレーニングという形で、たまにチームを診たり企業の研修に出向いたりする事もあります。

企業の研修といっても、普通の研修というよりは会社内で腰痛が多いという理由で腰痛対策ストレッチのセミナーを開いたりするケースが多いですね。

集客方法は主にお客様からのご紹介とチラシなんですけど、最近は口コミという形も増えてきました。

期間は恐らくその人によってまちまちだと思うんですけど、僕の場合ですと1年ぐらいで独立しました。僕の場合は、独立までにかかった期間云々というよりも、個人でやっているので集客が1番大変なんですよ。

ただ最初に1人のキーパーソンになるお客様が見つかれば、意外にいけるものなんだなと思いましたね。

その方が喜んでくれたら口コミをしてくれるじゃないですか。そうなれば次々と口コミが広まって集客が出来るので、1人でもいけるかなと思いました。

そうやってある程度お客様が広がってきてから1人でやっていけばいいので、まずは1人のキーパーソンになるお客様を見つける事が大事だと思いますね。

――忙しい時期というのはありますか?

強いて言うなら春先から夏に向けた時期が忙しくなりますね。この時期は露出する機会が増えてきますので、女性であればスカートを穿いたりTシャツを着たりする事でボディラインが出てくるので、痩せたいと考えるようになってくるんです。

男性の場合でも海やブールに行くようになる前に男らしい体を作りたいと考えるようになるので、やはり春先から夏前ぐらいに依頼をしてくる方が増えますね。

トレーニングを長く続けてもらう為に友達のような関係を築く

――普段から心がけている事は何かありますか?

お客様だけに限らず、僕の目の前にいる人に喜んでもらい役に立つ為にはどうしたらいいのかという事を凄く考えて接するようにしています。

常に自分の為というよりも相手の為に何が出来るのかを考えて、損得よりもその人が喜んでくれればいいかなという感覚で仕事をやるようにしています。

そうやって喜んで頂いた対価としてお金が返ってくるという感じでやっていますので、時には全然利益に繋がらないような事もやったりします。

どうしたらお客様に喜んでもらえるかという事もそうですし、この仕事は僕とお客様との信頼関係の上で成り立つものなので、例えば予約のミスやお客様に対して失礼な事を言わないように心がけてはいますね。

後はお客様のご自宅に行くので、あまりプライベートな部分に入らないように注意はしています。

ただ普通にコミュニケーションは取りますし、理想としてはクライアントとトレーナーという関係ではなく、心を許せる友達のようになれるように心がけてはいます。

やはり2回、3回と継続して利用してくれないと、体ってそんなにすぐ変わるものじゃないですからね。そういう意味では続けて頂く事が多くなるんですよ。

1番長い方の場合ですと、ご結婚される前からスタートされた女性の方がおられまして、途中からは今の旦那さんも参加されて、結婚、出産を経て今度はご家族を紹介して頂いたりして、今では家族ぐるみで5、6年やって下さる方もいらっしゃいます。

この方の場合ですと、僕が結婚式に呼ばれたりもしましたし、こうなってくるとクライアントとトレーナーの関係ではなく1人の友達という感じで他のお客様を紹介して下さったりしてくれるので凄くありがたいです。

1度ご本人から「何かあったらあなたの顔がまず頭に思い浮かぶんですよ」とおっしゃって下さった事もあります。本当にありがたいと思います。

――仕事をしていく上で困った事ってありましたか?

1番困る事はやはり集客ですね。クレームというのは対応の仕方に気をつけていれば出る事はないんですけど、例えば身内の不幸を理由にトレーニングをやめられたりするケースが結構あって困りますね。

理由次第では仕方がないと思う事もありますけど、このように集客をどうしたらいいのかという事は常に頭の片隅に置いて考えていますね。

リピーターに繋げる事が本当に大変です。如何に継続してもらうかというのも重要ですけど、新しいお客様をどれだけ入れられるかという事も大事ですね。

トレーニングばかりではモチベーションが続かないのでマッサージやストレッチ

――1日の勤務時間や休日は決めていますか?

全く決めていないですね。もうお客様の都合に合わせて動くようにしていますので、予約が入っていない日がお休みという感じです。

どうしても休まないといけない時はお客様にお話しして予定をずらしてもらったりしていますけど、特には決めていないですね。

トレーニング時間は大体1回1時間で、実質的に体を動かす時間は30分から40分ぐらいですね。そして残りの20分から30分はマッサージとストレッチをやります。

トレーニングだけやっていると結構動くので疲れてしまって、モチベーションが下がっていくんですよ。

ですから飴とムチではないですけど、「このトレーニングが終わったら次マッサージですよ」という風に言うと頑張ってくれる方が多いので、体のケアをなるべく入れていくようにしています。

加圧トレーニングについて

――トレーニングはどれぐらいの頻度でやり続けた方がいいのですか?

個人差はありますけど、理想としては1週間に2回ですね。ただ加圧トレーニングの場合はそこまでしなくても効果が出ますので、頻度を重ねるよりも1週間に1回しっかりやった方がいいかなと思いますね。

もっとも実際には1週間に1回だと現状維持になってしまいますので、ダイエットを志すなら1週間に2回ぐらいはやった方がいいと思います。

――加圧トレーニングというのは全身をやる事が多いんですか?それとも部分的にやる事が多いのですか?

カスタマイズの仕方で変わってくるんですけど、基本的には腕と足の付け根に専用のベルトを巻いて、それで血流を程よく制限していくんですよ。そうする事によって血の流れを止めるのではなく、むしろ促進させるんです。

その状態でトレーニングをする事によって、通常よりも290倍の成長ホルモンという筋肉を作りお肌の調子をよくする成分が分泌されるようになるんです。

他にもこの状態でトレーニングすると怪我からの回復力もアップしますし、筋力もアップします。基本的な効果としてはこの辺りが大きいと思います。

この加圧トレーニングを30分から40分やっていくので、お客様のトレーニング前とトレーニング後の体重や体脂肪などを測ります。

男性の場合ですとバスト、ウエスト、腕周り、女性の場合はウエストとヒップを測る事になりますが、その結果1回のトレーニングだけで2センチから3センチウエスト周りが減る方もいらっしゃいますし、体重も1キロぐらい減る方もいらっしゃいます。

そうした方が目に見えて分かるので、お客様にもご理解頂けるんです。

お客様が怪我から回復されて喜ばれるのが1番嬉しい

――仕事に疑問を持った事、あるいは逆に仕事をやっていてよかった事のエピソードがあれば教えて下さい。

そういう事はダイエットよりも怪我の回復の方が多いですね。

3年ぐらい前に高校3年生の男の子がいて、野球をやっていたんですけど、その子は左のサイドスローのエースで凄く貴重な存在だったんですよ。でも左のサイドスローなのでひじを壊してしまったんです。

その為に最後の大会で投げられるか投げられないかという瀬戸際に立たされた大会の3ヶ月ぐらい前に僕の所へやってきて、最初は投げるのも痛いという状況の中1週間に1回のトレーニングを開始したんです。

そしたら大会の1ヶ月前には痛みなく投げられるようになって、最後の大会に出る事が出来たんです。大会は結局1回戦で負けてしまったんですけど、親御さんと一緒に菓子折りを持ってお礼に来てくれた事がありました。

その時親御さんが「青島さんのおかげで息子が気持ちよくボールを投げる事が出来ました」とおっしゃってくれた時はよかったなと思いましたね。

それから1年前ぐらいに、変形性膝関節症という高齢化が進んで膝の軟骨がなくなってしまい、膝が変形してしまった為に歩く事が困難になってしまった80歳ぐらいの女性がトレーニングに来られた事がありました。

最初から完全に歩けない訳ではなく、杖を使って歩く事は出来るんですけど、膝が思うように動かなくて1歩1歩がとても遅かったんですよ。実はその方にはひ孫さんがいて、どうしてもひ孫さんと遊びたいが為に僕の所に来られたんです。

そんな訳でトレーニングをスタートさせて今1年経ちますけど、今はもう杖なしでひ孫さんと手を繋いで一緒に散歩に行かれるぐらいに回復されましたね。

そういうビフォーアフターが見る事が出来るのは嬉しいです。ほんの少しでもその人の人生を変える事が出来るというのは僕の中では嬉しい事ですし、楽しい仕事だなと思いますね。

その場限りで終わる仕事ではなく、その後の繋がりも深いんだなと感じますね。

トレーナーを目指している方へのメッセージ

――こういったトレーナーを目指している方へのメッセージがあればお願いします。

もっと自分のやりたい事に正直になってもいいのかなと思いますね。

トレーナーの場合、自分がこういうトレーナーになりたいと思っても中々型のようなものがなかったりして、結局お仕事にならないとか収入にならなくて辞めていかれる方も多いんですよ。

でもそこでどうやっていったら自分が生活出来るのか、どうしたら自分がやりたい事が現実のものになるかというところをしっかり考えて、いいものが出来るようにしていく事が大事だと思いますね。

その為に他のトレーナーの技術を盗んだり、お客様が喜ばれる事はどんな事なのか調べたりする事は重要だと思います。

いずれにしても自分から動かないと何も変わらないので、分からない事や知りたい事があれば見たり聞いたりするという事が大切です。

後はトレーナーに限った事ではないんですけど、この世の中人との出会いが全てだと思うんです。

ですからただお客様とトレーナーという関係だけではなく、その先に踏み込んで密な関係になっていったら、また次の展開が見えてくるのではないかなと僕は信じています。

そういう密な関係になる為にはトレーナーとして人の為に役に立つ事が大切だと思います。そうする事で新しい素敵な出会いが待っているんじゃないかなと思いますね。

やはり出会いに感謝し、大切にしていく事が、トレーナーをやる上で重要なポイントだと思います。

将来の展望について

――ちなみに将来はもっとこうなりたいといった青島さんの中での夢とか願望はありますか?

まずは皆が何でも聞いてくれる、頼ってくれるトレーナーになりたいですね。

「とりあえず青島さんに聞いておけば間違いないよ」とか、「青島さんが言うのなら私もやります」と言ってもらえるような信頼あるトレーナーになっていきたいですね。

それから自分としては、パーソナルトレーナーというものが金額的にも敷居的にもお高いイメージがあるので、それをもうちょっと下げたいですね。

そうやって金額も敷居も下げた上で、もっとパーソナルトレーニングというものを普及させたいなと思っています。それが夢というか目標ですね。

後は、例えば高齢者の方が怪我をして腰や足を痛められた場合、病院に行ってもレントゲンを撮って「これは年齢によるものですね」と診断されて後は湿布をもらって終わりというのが現状ですが、これは正直問題だと思うんです。

そこでもしパーソナルトレーニングが出来たら、少しでも筋肉がついて改善される可能性があるんです。そういう風にトレーナーが診たらもっとよくなるというケースが多々あると思うんですよ。

決してお医者さんが悪いという訳ではないんですけど、リハビリの仕方が分からないという事も結構多いと思うので、もっと一般の方を診る事が出来るトレーナーが増えてきたら今よりも改善されるのではないかなと思います。

ですから今後はもっとトレーナーが増えていくようにしていきたいなと思います。

――青島さんが一歩先に出る事で裾野が広がっていくという感じですか?

そうですね。そうなっていったらいいと思います。

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